ライブ配信で安全に使えるBGMサイト7選
YouTube Audio Libraryから韓国の公有マダン、Epidemic Soundまで — ライブ配信の著作権チェックを実際に通過する7サイトを、ポリシー・価格・長所短所まで一気に整理しました。
1. ライブのBGM著作権が録画より危険な理由
録画動画はContent IDで広告収益の回収(Claim)で終わるケースが多いですが、ライブは違います。YouTubeとTwitchはリアルタイムの音声フィンガープリンティングで、認識された瞬間に配信のミュート・強制終了が走ります。反復違反でライブ権限自体が永久停止されることも。
- リアルタイム検出 — 認識した瞬間ミュート
- 違反を繰り返すとライブ権限が停止
- アーカイブも該当区間がミュートされ永久に残る
- JASRAC・NexTone等が別途請求するケースも
- ライセンスに『商用 + ライブOK』明記
- 作詞作曲・実演・原盤の3権利クリア
- プラットフォーム公式ライブラリ優先
- ライセンスPDF・領収書を保管
2. プラットフォーム別 音源ポリシー
同じ曲でもプラットフォームによって扱いが変わります。主に使う場所のポリシーから確認しましょう。
| プラットフォーム | 音源ポリシー | ライブ検出強度 |
|---|---|---|
| YouTube Live | Content ID + ライブフィンガープリンティング。Audio Library曲は安全。一般商用曲は即時ミュート。 | 非常に強い — リアルタイム遮断 |
| TikTok Live | Commercial Music Library曲のみライブ可。一般TikTok音源(短尺用)はライブで遮断。 | 強い — アルゴリズム露出減 |
| AfreecaTV (SOOP) | 韓国の音楽団体と包括契約。ポップスは可能だがフル再生・ループは別請求のリスク。 | 中 — BJ自身が責任を負う |
| CHZZK | Naver独自のNAVER NOW BGMを提供。外部の商用曲は推奨されない。 | 中 — VODミュート事例あり |
| Twitch | Soundtrack by Twitch提供。一般商用曲はAudible Magic検出でクリップ削除 + DMCA Strike。 | 非常に強い — Strike3回で永久BAN |
| Bigo Live | 独自ライブラリ提供。K-POP・J-POPはライセンス未取得でリスク。 | 弱め — ただしグローバル曲は強い |
3. 安全なBGMサイト7選
無料から有料まで、チャンネル規模とジャンルで選択。無料でもライセンス条件(クレジット表記・商用利用)は必ず確認を。
YouTube Audio Library
- メリット
- Content IDでホワイトリスト処理されているため100%安全。7万曲+。ライブ・録画両方OK。
- 弱点
- 曲数は多いが日本語の歌謡曲やK-POP風は少なめ。人気曲は他チャンネルと被りやすい。
おすすめユーザー: YouTubeライブ中心の配信者。studio.youtube.com → オーディオライブラリから直接ダウンロード可能。
公有マダン(韓国公有著作物ポータル)
- メリット
- 韓国語歌謡・国楽・伝統音楽が豊富。CC BYまたは保護期間満了で商用利用OK。政府運営で信頼度最高。
- 弱点
- 最新トレンド曲はほぼない。曲ごとにライセンスが異なり個別確認が必要。
おすすめユーザー: 韓国系コンテンツや伝統文化を扱う配信者。gongu.copyright.or.krで検索。
Pixabay Music
- メリット
- 会員登録なしでダウンロード可能。Pixabayライセンスで商用・ライブ両OK、クレジット表記も必須ではない。
- 弱点
- AI生成曲が増えており出所の検証が弱い場合あり。トレンド系K-POP風は少なめ。
おすすめユーザー: 今すぐBGMが必要な初心者配信者。pixabay.com/musicでジャンル・ムード別に探せる。
Free Music Archive (FMA)
- メリット
- インディーアーティストの曲が豊富。ラウンジ・ジャズ・アンビエントなど雰囲気曲が強い。
- 弱点
- 曲ごとにCCライセンス種別が異なり、CC BY-NCは収益化配信で違反になる。
おすすめユーザー: 雑談・作業・勉強系の落ち着いた配信者。freemusicarchive.orgでCC BYフィルタを使用。
Epidemic Sound
- メリット
- 購読中はライブ・VOD・SNS無制限使用。Twitch Soundtrackで自動クリア。4万曲+毎週更新。
- 弱点
- 解約後は新規動画で使えなくなる。YouTubeで誤クレームが出たら個別ディスピュート必要。
おすすめユーザー: 定期配信を続けるTwitch・YouTube配信者。TwitchはSoundtrack統合で最も安全。
Artlist
- メリット
- 映画・ドラマ級のシネマティック曲が豊富。一度DLすれば永続使用権。ライブ・VOD・広告全カバー。
- 弱点
- 年契約中心で短期利用には不向き。トレンドK-POP系は少なめ。
おすすめユーザー: 旅・Vlog・ゲームのカットシーンを多用する配信者。artlist.ioのムード別キュレーションが強み。
TikTok Commercial Music Library
- メリット
- TikTokライブ・通常動画とも安全。16万曲+でアルゴリズム親和性が高い。
- 弱点
- TikTokビジネスアカウントへの切替が必要。TikTok外利用はライセンス違反。
おすすめユーザー: TikTokライブ主力の配信者。business.tiktok.comまたはLive Studio内のSoundタブから検索。
10. 配信前のBGMチェックリスト5段階
配信3分前にこの5つを確認するだけで音源トラブルの約90%は防げます。
- 1STEP 1: 曲名・アーティスト・ライセンス再確認ダウンロードページのライセンス欄を再チェック。『商用OK』『ライブOK』『クレジット表記の要否』をスクリーンショット保存。
- 2STEP 2: プラットフォームのホワイトリスト確認YouTube=Audio Library、Twitch=Soundtrack、TikTok=Commercial Music Library。配信先プラットフォーム公式ライブラリ曲か確認。
- 3STEP 3: 検出器で事前テスト非公開動画にBGMだけ30秒アップし、Content ID結果を確認。クレームが付くならライブでも危険。
- 4STEP 4: 音量 -20dB以下 + フェードBGMが音声より大きいとAI検出に引っかかりやすい。OBSミキサーでBGMトラックを-20dB以下に、曲間に1秒フェードイン/アウト。
- 5STEP 5: ライセンスPDF・領収書を保管後日のトラブル時の唯一の証拠。クラウドに『BGMライセンス』フォルダを作り曲ごとに保存。
11. 著作権曲を誤って使ってしまったときの対応
ライブ中ミュートになったり終了後にStrike通知が来た場合は、冷静に段階対応。追加違反を防ぐことが最重要です。
ミュートされたら即座にBGMを止め、視聴者に『音源ポリシーの確認中』と短く案内。同曲を再生するのが最悪手。安全ライブラリへ即切替を。
Audio Library曲なのに誤クレームならYouTube Studio→著作権で異議申立て。Strikeで正当ライセンスを持っているならPDF添付で異議を。本当に違反していたなら謝罪と再発防止を。
Strike履歴があるチャンネルは検出が厳しくなる。今後6ヶ月はYouTube Audio Library・Epidemic Sound・Twitch Soundtrackだけを使い、使用ログを別途記録。Strikeは通常90日で自動解除。
1曲がライブ停止を招きます
配信開始直前、曲名を入力するとライブ可否と代替曲を即時表示するAIツールを活用しましょう。
BGM著作権チェッカーを使う →よくある質問
YouTube LiveでK-POPやJ-POPをBGMに使えますか?▾
使えません。K-POPやJ-POPはKOMCA・JASRAC・NexTone・BMI/ASCAPなど複数団体が権利を保有し、YouTube Liveのフィンガープリンティングはほぼ100%検出します。初回でミュート、繰り返すとライブ権限停止にもなります。代替としてEpidemic Sound/Artlistの『K-POP風』カテゴリやTikTok Commercial Music Library内の正規ライセンス曲を使いましょう。
YouTube Audio LibraryをTwitchやCHZZKでも使えますか?▾
ライセンス自体は『YouTube動画での利用』を前提に無料提供されています。他プラットフォーム使用が直ちに違法ではないものの、TwitchはAudible Magicが独自検出するためミュートやVODの音消しが発生し得ます。Twitch=Soundtrack、CHZZK=NAVER NOW BGMといった各プラットフォーム公式ライブラリを優先使用するのが安全です。
Epidemic Soundを解約したら過去の配信アーカイブはどうなりますか?▾
Epidemicは購読期間中に公開したコンテンツについて永久使用権を付与。解約後も過去のライブ・VODは安全です。ただし解約後の新規動画・配信には使えません。よく使う曲は事前にリスト化しておくと、再加入時に同じ曲を使い続けやすいです。
公有マダンやPixabay曲はクレジット表記なしで使えますか?▾
サイトとライセンスによります。PixabayやYouTube Audio Libraryの多くはクレジット表記不要(任意で推奨)。公有マダンのCC BY曲は『曲名/作曲者/出典: 公有マダン』をライブ説明欄や終了画面に表記。FMAは曲ごとにCC種別が異なるため必ず確認。一度フォーマットを決めれば次回から再利用可能です。
AfreecaTV(SOOP)で人気曲をフル再生してもいいですか?▾
包括契約があり背景BGM程度なら可能ですが、フル再生・ループ・カラオケ配信は別途請求のリスクがあります。KOMCA・FKMPがBJに直接請求した事例もあるため、ライブ中はカラオケやフル再生は避け、短い抜粋(30秒以内)か安全ライブラリ曲を推奨。心配ならBGM著作権チェッカーで曲名を事前確認してください。