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スポンサー・広告単価交渉ガイド — ストリーマーが知るべき全て

自分の単価をどう計算し、初スポンサーをどう獲得し、どう交渉し、どう断るか — スポンサーサイクル全体を1記事にまとめました。

2026.05.15公開·約12分
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核心の一文: あなたの単価は「もらいたい金額」ではなく「ブランドが同じ露出を別の場所で買う場合の費用」です。この視点が交渉テーブルで最強の武器になります。

スポンサー単価はどう決まるか

ブランドは「このストリーマーにいくら払うのが合理的か」を4つの要因で判断します。自分の強みがどこにあるかを知れば、交渉で有利なカードが見えます。

👥フォロワー数

最も単純な基準線。ただしフォロワー10万 ≠ 単価10倍。5万〜10万の単価カーブは緩く、1万以下でも忠誠度が高ければ単価↑。

📺平均視聴者・同時接続

ライブ広告は実際の露出が核。フォロワー10万でも平均視聴者50人なら単価低。平均同時接続 ÷ フォロワー = 忠誠度指標。

💬エンゲージメント率

コメント・いいね・シェアの比率。フォロワー1万でも8%なら、フォロワー10万で1%以上に単価が並ぶ。マイクロインフルエンサーが稼げる理由。

🏷️カテゴリーと転換率

美容・ゲーム・金融は単価が高く、日常vlogは低い。同じフォロワー数でも購買転換が起きやすいカテゴリーが2〜5倍。

単価算出公式 — CPM・CPV・固定価格

韓国市場で最も使われる3モデル。自分が有利なモデルを知れば、それ自体が交渉カードになります。

CPMベース(最も一般的)

単価 = 想定インプレッション ÷ 1,000 × CPM

韓国Instagram・YouTube・TikTokのCPMは通常₩15,000〜₩50,000。美容・金融は₩50,000〜₩100,000まで。ライブは平均視聴者×時間×1.5倍(インタラクション加重)で計算。

CPV(再生当たり)— 動画スポンサー

単価 = 想定再生数 × CPV(₩100〜₩500)

YouTubeのPPL・統合動画で頻用。平均再生1万×₩200=₩200万。再生数が保証されない場合「最低単価保証」条項が必須。

固定価格 — パッケージ協賛

単価 = 合意金額(成果無関係)

ライブ1回+Instagram投稿1+ストーリー3など束ねた単価。韓国で最も一般的。新規ストリーマーはCPM算出が難しいので固定価格が交渉単純。

* CPM・CPV値は2026年韓国市場の通常レンジ。カテゴリー・ブランド・シーズンにより±50%変動。あくまで開始価格の基準線として使ってください。

カテゴリー別市場単価(韓国・フォロワー1万基準)

同じフォロワー1万でもカテゴリーで単価は2〜5倍違います。自カテゴリーの市場価を知れば「安すぎる提案」を断れます。

ゲームライブライブ1回 ₩50万〜₩200万

ターゲット狭く忠誠度高い。ゲーミングギア・エナドリ・NFT・Web3広告が主力。30〜60分のPPLが標準。マイクロでも単価しっかり。

美容・ファッション投稿1+ストーリー ₩100万〜₩500万

単価最高カテゴリー。購買転換が高くROI測定可。ただしコンテンツ権利要求多い(素材使用権・再編集権)。ライブコマースに広げると単価2倍↑。

モッパン・フードライブ1回 ₩30万〜₩150万

地域グルメ・出前アプリ・食品PPLが主力。試食レビュー形式で信頼性高。食品安全・誇大広告表示義務に注意。

日常vlog・トークライブ1回 ₩20万〜₩80万

単価は低めだがスポンサー範囲が広い(生活雑貨・サブスク・アプリ・金融)。自然な露出が可能でブランド好む。忠誠度高い枠は単価↑。

キッズ・教育パッケージ ₩80万〜₩300万

学習教材・オンライン講義・キッズブランド。親の決済転換率高で単価↑。子供向け広告法(直接購買勧誘禁止等)表示義務が厳格。

* 平均視聴者・エンゲージメント・再訪率により、上記レンジで50〜200%変動します。自チャネル指標と比較し開始価格を設定してください。

初スポンサーの獲得法

フォロワー1万未満でも初案件は獲れます。ただ「ブランドが見つけてくれる確率」より「自分から提案する確率」のほうがはるかに高い。

  1. Step 1

    1枚のポートフォリオPDF

    チャネル一行紹介、フォロワー・平均視聴者・エンゲージメントのスクショ、最近の人気3本、対応可能フォーマット(ライブ1回・投稿・ストーリー)+開始単価。Canva無料テンプレで十分。

  2. Step 2

    対象ブランド30社リスト化

    自カテゴリーで実際に使っている/好きなブランド30社。マーケ部のメール・Instagram DM・ブログ担当者連絡先を収集。大手より中小D2Cの方が返信率5倍。

  3. Step 3

    DMまたはメール送信

    30社へ短く明確な提案。返信率5〜10%が普通。返事なしには2週間後1回だけリマインド。初回でMT 1〜3件成立が標準。

  4. Step 4

    初案件 → コンテンツ → 結果レポート

    実施後、インプレッション・エンゲージ・DM増加・購買転換を1枚にまとめて送付。次案件・再契約の最強カード。送付先の約50%が再依頼。

DM/メールテンプレ
[ブランド名]マーケティングご担当者様

お世話になります。[カテゴリー]で[フォロワー数]人の視聴者と活動しているストリーマー[ハンドル]です。普段から[製品/サービス]を[1行の具体的経験]で使っており、ご協業を提案させてください。

チャネル主要指標:
・平均視聴者:[数値]
・エンゲージメント率:[%]
・主視聴者層:[例:20〜30代女性70%]

提案パッケージ(例):
・ライブ1回(PPL 30分)+ Instagram投稿1 + ストーリー3
・開始単価:₩[金額](応相談)

ポートフォリオPDFを添付します。ご興味あればご返信ください。

よろしくお願いします。
[氏名]|[連絡先]

交渉7原則

ブランドが望むのは「安さ」ではなく「成果に対して妥当な価格」。この観点から7原則。

1

最初の数字は相手に言わせる

「予算はおいくらほどでしょうか?」が第一問。自分が先に₩50万出すと上には行けないが、相手が₩100万出せばそこから始まる。どうしても求められたら「カテゴリー市場価X〜Y」で逃げて、自身の額は後出し。

2

価格より価値を盛る

₩100万→₩150万が難しければ「同じ₩100万でストーリー1本追加できますか?」のように受け取る価値を増やし、次の交渉で値上げの根拠を確保。

3

期間・露出回数を明確分離

「ライブ1回 ₩100万」と「ライブ1回+6か月使用権 ₩100万」は別物。期間・露出・再使用権を項目ごとに分けて値付け。

4

独占は高く取るか、断る

「3か月カテゴリー独占 ₩X万」は他の案件を断る機会費用。通常単価の1.5〜3倍にするか、活動期なら独占自体を断る。

5

権利は「素材 vs 再編集」で分ける

ブランドが素材を「ブランドSNSにそのまま掲載」と「再編集+広告配信」は価値が大きく違う。再編集・有料広告には別途使用料を取る。

6

成果ボーナス条項を加える

ベース₩80万+再生5万超で₩50万追加のようなインセンティブ。自分は成果に自信、ブランドはリスク減で双方win-win。

7

支払いスケジュールの明確化

「掲載後30日以内100%支払」が標準。後払い・分割は危険信号。大型案件は手付50%+残金50%、または100%先払いを交渉。

断るべきスポンサー — 危険信号

悪い案件を受けるよりも、断ることがチャネル価値に役立ちます。視聴者はあなたが本気で勧めていない広告を正確に見抜きます。

市場価の1/3以下
「露出だけでも価値があります」型。一度安く受けると次の交渉の基準線に。むしろ無償提供で表現自由を確保したほうが良い。
後払い・掲載90日以降支払
支払遅延が常態化した相手。「四半期清算」企業は与信を確認してから契約。初回は100%先払いか手付50%。
事前検閲・大幅修正要求
「広告に見えないように」は妥当だが、「この文言に変更」「ここを削除」が過度ならチャネルの色が消える。視聴者も違和感を感じる。
過度な権利譲渡
「自チャネル外のブランドSNSに永久再掲」「第三者広告にも無制限使用」要求。追加料なしの永久譲渡は拒否。受けても6〜12か月で。
効果保証・返金条項
「売上X万円未到達なら返金」のような条項。コントロール不能変数に単価を縛らない。拒否するか「露出保証のみ」に。
法的リスクの高いカテゴリー
暗号資産・株式リーディング・ダイエットサプリ・医療機器など広告法規制の厳しい領域。表示義務違反で過料リスクを自身が負う。弁護士確認なしに進めない。

契約書必須条項 + 落とし穴

口約束✗。チャット/メール合意も紛争時には弱い。₩50万超のスポンサーは必ず1枚でもPDF契約書。

✓ 契約書必須7条項

  • 成果物の定義ライブ1回・投稿1・ストーリー3など正確に記述。「適切な露出」のような曖昧表現は禁止。
  • 単価と支払スケジュール総額、消費税の扱い、支払時期(掲載後30日等)、遅延時の利息。
  • 使用権の範囲と期間ブランドが使える媒体(自社SNS・サイト・広告)と期間(6か月・1年・永続)。
  • 独占・非独占カテゴリー・期間独占なら明記。非独占なら「同カテゴリー他社協業可」を明文化。
  • 広告表示義務公取委の表示・広告法遵守。#広告 #提供 表示義務の明記、違反時の責任分離。
  • 再編集・修正権ブランドが再編集・部分使用できるか、事前同意の要否。
  • 解約・返金・紛争解決解約事由、返金条件、紛争管轄(通常ソウル中央地方裁判所)。

⚠ 落とし穴4つ

  • 「誠実に協力」曖昧条項紛争時に不利。具体的成果物・基準・期限への置換を要求。
  • 知財権「ブランド帰属」条項あなたの動画の全権利をブランドへ移転する条項。拒否、または「使用許諾のみ」に修正。
  • 違約金の非対称あなたの違反₩1,000万、ブランドの違反₩100万のような非対称。双方同等に交渉。
  • 管轄裁判所「ブランド本社所在地」ソウルなら良いが海外本社なら紛争費用が爆増。韓国裁判所・韓国法適用で交渉。

断りマニュアル — 丁寧に断る4つの方法

断りは関係を切るのではなく、次の協業の入口です。丁寧に断られたブランドの約30%が6か月以内により良い条件で再提案します。

#1単価ミスマッチで断る
[ブランド名]ご担当者様

ご提案ありがとうございます。協業に興味はありますが、現在の私のチャネル市場価は₩[数値]ほどで、ご提示の単価とは差があります。

パッケージ調整(例:成果物1点削減)で単価合わせが可能でしょうか?難しければ次の機会に別キャンペーンでご一緒できれば幸いです。

よろしくお願いします。
[氏名]
#2カテゴリー不適合で断る
[ブランド名]ご担当者様

ご提案ありがとうございます。ただ[製品カテゴリー]は私のチャネル視聴者([主年齢・関心])とマッチが弱く、双方にとって満足のいく結果になりにくいかと懸念しています。

[ブランド名]で[私のカテゴリーに合う製品群]もお取り扱いでしたら、次のキャンペーンでぜひご一緒したいです。

よろしくお願いします。
[氏名]
#3日程・期間で断る
[ブランド名]ご担当者様

ご提案、カテゴリー・単価とも魅力的ですが、[要請納期]が私の制作サイクルと合わず、今回のキャンペーン参加は難しそうです。

2〜3週間の余裕、もしくは次四半期キャンペーンが予定されていれば、優先的にお声がけいただけると幸いです。

よろしくお願いします。
[氏名]
#4権利・契約条件で断る
[ブランド名]ご担当者様

単価は満足しておりますが、[永久使用権/カテゴリー独占/事前検閲]の条項は私のチャネル運営方針上受け入れにくいです。

[期間限定使用権/非独占/事前協議形式]への修正が可能であれば、改めて協議したいです。難しければ別の機会をお待ちします。

よろしくお願いします。
[氏名]
📌
免責: 本記事の単価・CPM値は2026年韓国市場の通常レンジで、カテゴリー・シーズン・ブランドにより±50%変動。広告法・公正取引法の表示義務は随時改正されるため、大型案件は弁護士・税理士相談を推奨します。

事務所が教えない単価交渉の真実も

事務所が積極的に共有しない7つの情報(手数料の交渉余地、二重為替損、国別視聴者価値差など)をまとめた記事。

事務所が教えない7つの真実 →

よくある質問

フォロワー1万未満ですが、単価をいくらで提示すべき?

1万未満でもエンゲージメント率5%以上・平均視聴者100人以上なら、ライブ1回₩20〜50万が妥当な開始価格です。美容・ゲーム・金融は₩50〜100万まで、日常vlogは₩20〜40万が一般的。「もらいたい額」ではなく「同じ露出を別の場所で買う費用」で考えるのが核心。平均視聴者×時間×1.5倍=想定インプレッション、÷1,000×CPM₩20,000で逆算すると市場価が出ます。

初スポンサーはどう取る?ブランドからの連絡を待つだけ?

待っているとほぼ来ません。「自分から提案する確率」が「ブランドが見つける確率」の5〜10倍です。4ステップ:①1枚ポートフォリオPDF(紹介・指標・人気作・パッケージ単価)②自分が実際に使うD2C・中小ブランド30社リスト(大手より返信率5倍)③短く明確なDM・メール送信(返信率5〜10%が普通)④実施後1枚の結果レポート送付→約50%が再依頼。本文4節のDMテンプレを参照。

市場価の1/3提示で「露出が価値です」と言われた。受ける?

強く断ることを推奨。理由①一度安く受けるとその額が次の交渉の基準線になる、②視聴者は本気で勧めていない広告を見抜き信頼が落ちる、③「露出だけで価値ある」なら無償提供で表現自由を確保したほうが良い。単価合わずなら本文8節の「単価ミスマッチ」テンプレで丁寧に断る。丁寧に断られたブランドの約30%が6か月以内に好条件で戻ってきます。

チャット/メール合意で十分?契約書は必要?

₩50万未満の単発はチャット・メール合意でも可ですが、₩50万以上は1枚でもPDF契約書を必ず作るのが安全。必須7条項:①成果物定義、②単価・支払スケジュール、③使用権・期間、④独占の有無、⑤広告表示義務、⑥再編集権、⑦解約・返金・紛争。落とし穴4つ(「誠実協力」曖昧条項・知財ブランド帰属・違約金非対称・海外本社管轄)は必ず修正要求。

提案を断ったらそのブランドと永遠に終わり?

いいえ。「丁寧な断り」は関係終了ではなく次の協業の起点です。統計的に、丁寧に断られたブランドの約30%が6か月以内に良い条件(単価UP・期間短縮・権利縮小)で再提案。断る際の3要点:①理由を具体的に(単価/カテゴリー/日程/権利)、②代替提示(「パッケージ調整可」「次四半期可」)、③24〜48時間内に返信(無視が最悪)。本文8節の4テンプレを活用。

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