Sストリーマーハブ
トラブルシューティング

ライブ配信の途切れ — 原因別の解決法まとめ

ライブ配信中に画面が止まったり配信が切れてしまう、もっとも多い8つの原因と、すぐ試せる解決方法をまとめました。上から順に試してみてください。

2026.05.10 公開·約7分で読了
1

アップロード速度の不足

もっとも多い原因

1080p 60fpsの配信には最低6Mbps、推奨10Mbpsの安定したアップロード速度が必要です。実測値が表示速度より低いケースが多くあります。

解決方法
  • speedtest.netでアップロード速度を計測する(ダウンロードではない)
  • 実測が足りないならビットレートを4Mbps→3Mbpsへ下げて再試行
  • Wi-Fi利用中なら有線イーサネットへ切り替え(5GHzでも不安定な場合は特に)
  • ルーターを再起動し、同じ時間帯で再計測
2

ビットレートの設定が高すぎる

初心者に多い

高画質を狙ってビットレートを上げすぎると、アップロードが追いつかずパケットドロップが発生します。OBSの統計ウィンドウで「Dropped Frames」の割合を必ず確認しましょう。

解決方法
  • OBS → ツール → 統計でDropped Framesが0%か確認
  • 推奨: 1080p 30fps 4500Kbps、1080p 60fps 6000Kbps、720p 60fps 4500Kbps
  • 出力モードを「シンプル」→「詳細」に変えて「CBR」エンコーダーを使用
  • キーフレーム間隔を2秒に固定(プラットフォーム推奨値)
3

RTMPサーバーの距離

海外プラットフォーム

YouTubeやTwitchは近いサーバーを自動で選びますが、TikTokや一部のグローバルプラットフォームはサーバーが遠いと配信がよく切れます。

解決方法
  • YouTube: 「自動」を維持しつつ、韓国・日本サーバーを優先
  • TikTok: 「Live Studio」使用時は自動最適化、OBSから直接配信する場合は最寄りのRTMP URLを選択
  • チジク・アフリカTV: 韓国国内サーバーのため通常は問題なし
4

CPU・GPUエンコーダーの負荷

旧型PC

x264ソフトウェアエンコーダーはCPUを多く使い、NVENC/AMDハードウェアエンコーダーはGPUを使用します。ゲーム中にエンコーダー性能が足りないと映像が途切れます。

解決方法
  • OBS → 出力 → エンコーダーを「NVIDIA NVENC」または「AMD HW H.264」へ変更
  • 使用率を確認: タスクマネージャー(Win)/アクティビティモニタ(Mac)でCPU・GPUが95%以上続くなら不足
  • プリセットを「Quality」→「Performance」に下げて負荷を軽減
  • ゲームのグラフィック設定を1段階下げる
5

Wi-Fi電波の干渉

環境依存

ルーターからの距離が遠かったり、ほかの無線機器(電子レンジ・Bluetoothなど)とチャンネルが重なると、一時的なパケットロスが発生します。

解決方法
  • ルーターと同じ部屋に置く、または有線で直結する
  • 5GHz帯を使う(2.4GHzは干渉が多い)
  • ルーターのチャンネルを1・6・11のうち空いている番号に手動で変更
  • メッシュWi-Fi利用時は親機に直接接続(中継ノード経由は遅延が積み上がる)
6

OBSのバージョン・設定の競合

アップデート直後

OBSアップデート直後は一部プラグインが非対応になったり、設定が初期化されて配信が急に不安定になることがあります。

解決方法
  • OBS 30.x以上の使用を推奨(旧バージョンは最新RTMP認証に非対応)
  • プロファイル・設定をバックアップしてから、新規プロファイルでクリーンに再構成
  • 使っていないプラグインを削除
  • 詳細 → プロセス優先度を「高」に
7

ファイアウォール・VPN・ウイルス対策ソフト

社内・学内ネットワーク

RTMPポート(1935)やHTTPS(443)をファイアウォール・VPN・ウイルス対策ソフトが遮断すると、配信が開始できなかったり途中で切れたりします。

解決方法
  • VPNを使っているならオフにして再試行
  • ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護でOBSを除外設定
  • 社内・学内ネットワークは通常RTMP遮断 → テザリングや別回線で迂回
  • YouTubeでは「バックアップRTMP」または「HLS」オプションを試す
8

プラットフォーム側の一時的な障害

自分の問題ではない

自分のPCやインターネットに問題がないのに切れる場合、プラットフォーム自体の障害の可能性があります。

解決方法
  • YouTube: status.cloud.google.comまたはYouTubeクリエイター公式Twitterを確認
  • TikTok: TikTok Newsroomまたはコミュニティ通知を確認
  • ほかの配信者も同じ時間帯に切れているか確認(Discord・Twitter)
  • 障害なら5〜30分待ってから再試行

それでも解決しませんか?

上の8つをすべて試しても途切れが続く場合は、OBSの統計ウィンドウで「Dropped Frames」と「Render Lag」の値を一緒に確認してください。どちらも0%に近いなら、原因はこちら側ではなくプラットフォーム側の可能性が高いです。

タイトルスコア分析ツールを使う →

関連記事

よくある質問

1080p 60fps配信に必要なアップロード速度は?

最低6Mbps、安定マージンとして10Mbps推奨。ダウンロードではなくアップロード速度であることに注意。speedtest.netで実測し、表示値と実測値が違うことが多いので配信直前に確認しましょう。5GHz Wi-Fiでも不安定なら有線イーサネット直結が最も確実。速度が足りなければビットレートを6000→4500→3000Kbpsの順に下げて再試行を。

OBSで「Dropped Frames」が出ます。どう直す?

Dropped Framesはビットレートがアップロード実効値を超えてパケットが失われた時に発生。OBS → ツール → 統計で割合を確認し、① ビットレートを下げる(1080p30は4500Kbps、1080p60は6000Kbps推奨)、② 出力モードを「シンプル」→「詳細」にしてCBRエンコーダを使う、③ キーフレーム間隔を2秒に固定、④ Wi-Fiから有線に切り替え。目標はDropped Frames 0%付近です。

NVENCとx264、どちらのエンコーダを使うべき?

GPU(特にNVIDIA RTXシリーズ)があるならNVENCを強く推奨。CPUに負荷をかけずGPUでエンコードするためゲーム配信中も滑らか。x264(ソフトウェア)は画質が少し良いがCPU使用率95%超で映像がカクつきます。推奨: ゲーム配信+NVIDIA GPU → NVENC、トーク配信+強力CPU(i7+) → x264。プリセットは「Quality」が重ければ「Performance」に下げてください。

RTMPポート1935がブロックされたらどうする?

企業・学校ネットでよくある問題です。対処: ① VPN使用中なら切って再試行、② ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護でOBSを除外登録、③ スマホテザリングや別回線に切り替え、④ YouTubeなら「セカンダリRTMP」または「HLS」を試す。IT部門にRTMP解放を依頼しても通らないことが多いので、別回線を用意するのが現実的です。

自分のPC・回線に問題ないのに切断が続きます。プラットフォーム障害を確認する方法は?

OBS統計でDropped FramesとRender Lagの両方が0%付近なら、自分側の問題ではない可能性大。確認方法: ① YouTube: status.cloud.google.comまたはX上の@YouTubeCreators、② TikTok: TikTok Newsroomやコミュニティ通知、③ Discord・Xで同時刻に他の配信者も落ちているか確認、④ Down Detectorでプラットフォーム検索。障害確認後は5〜30分待ってから再試行を。

ストリーマーガイド

おすすめ記事

ストリーマーガイド